子犬の社会化とは?大切な時期と無理なく進めるための考え方
- WAG TAIL
- 4月7日
- 読了時間: 2分

子犬を迎えてから、「社会化が大切」と聞くことが多いと思います。
けれども、「何をすればいいのか」「どこまでやればいいのか」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
社会化とは、さまざまな人や音、環境に少しずつ慣れていくことで、将来の生活を安心して過ごせるようにしていく大切なプロセスです。
特に子犬には「社会化期」と呼ばれる時期があり、一般的に 生後3週齢〜12週齢ごろ(約2〜3ヶ月齢)とされています。
この時期は新しいものに対する受け入れが比較的スムーズで、この間の経験がその後の行動に大きく影響するとされています。
実際に、生後12週齢までに人との良い経験が少ない犬は、その後恐怖反応が出やすくなるという報告もあります。
ただし、ここで大切なのは「たくさん経験させること」だけではありません。
無理にいろいろな場所に連れて行ったり、強い刺激にさらしてしまうと、かえって不安や緊張を感じてしまうこともあります。
社会化は「慣れさせること」ではなく、 安心できる状態で経験を積み重ねていくことが大切です。
例えば、静かな場所から始めて、少しずつ環境を広げていくことや、人や音に対して落ち着いていられる距離から関わることで、「大丈夫だった」という経験を増やしていくことができます。
こうした積み重ねにより、外の環境でも落ち着いて行動できるようになり、吠えや不安行動の予防にもつながっていきます。
また、子犬の頃にさまざまな刺激に対してポジティブな経験をしている犬は、 成犬になってからの問題行動の発生リスクが低くなる傾向があることも示されています。
社会化は特別なトレーニングではなく、日常の中で少しずつ積み重ねていくものです。
焦らず、その子のペースに合わせながら進めていくことが大切です。
ご自宅やお散歩コースで、愛犬が安心して過ごせるような関わり方を一緒に整えていきたい方は、お気軽にご相談ください。
「参考文献」
Scott, J.P. & Fuller, J.L. (1965). Genetics and the Social Behavior of the Dog.
Freedman, D.G., King, J.A., & Elliot, O. (1961). Critical period in the social development of dogs. Science.
Appleby, D.L., Bradshaw, J.W.S., & Casey, R.A. (2002). Relationship between aggressive and avoidance behaviour by dogs and their experience in the first six months of life. Veterinary Record.
Serpell, J. & Jagoe, J.A. (1995). Early experience and the development of behaviour.




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