犬をお迎えするきっかけは、各ご家庭で様々だと思います。
ウェブ電通報の「2015年ペットオーナーの最新実態調査~データ編~」(https://dentsu-ho.com/articles/2747)での記事では、「犬が好きだから」、「子供や家族が飼いたいと言った」、「癒しが欲しい」などの回答がありました。私たちも初回カウンセリング時に「お迎えした理由」をお聞きしますが、電通報の記事と同じ回答をしていただく飼い主様がとても多いです。
また、私たちの身近にペットショップがあり、犬を簡単に入手することができます。
犬を簡単に迎える環境があることから、準備がままならいままお迎えしてしまう、衝動的にお迎えしたことで「犬ってこうなの?」と思い描いていた理想とかけ離れてしまう生活になってしまい、犬のしつけや育て方に苦戦している飼い主様が多いです。
では、犬をトレーニングする理由はなんでしょうか?
・問題なく育てたい
・吠える、噛むなどで人に迷惑をかけないようにしたい
・問題行動をなくし、ストレスがない生活を送りたい
・トレーニングを通して愛犬とより信頼を築きたい
・おすわり、伏せ、待て、など基本的なことはできるようにしたい
などが、飼い主様から多いです。
WAG TAILは、「子犬を迎えた方」「愛犬に問題行動がある方」は、トレーニングを行って欲しいと強く思っています。
生活の中で問題があると、人も犬も生活がしづらくなってきます。そうならない為にも、問題行動予防のためのトレーニングを行ったり、問題行動を治すトレーニングを行うことが犬との生活をより豊かにします。
また、トレーニングは問題を解決・予防するためだけではありません。
オビディエンストレーニング(服従訓練)、アジリティ、ノーズワークなどもあります。犬と楽しく一緒にトレーニングを行うことで、愛犬との理想の生活に近づけるのではないでしょうか?
【トレーニングする派VSトレーニングしない派】
それでは、トレーニングをする派としない派の意見を見てみましょう。
トレーニングをする派の方は、
・問題なく育てたい
・吠える、噛むなどで人に迷惑をかけないようにしたい
・問題行動をなくし、ストレスがない生活を送りたい
など、「犬をトレーニングする理由」の項目で書いた内容と同じです。
では、トレーニングをしない派はどうでしょうか?
・小型犬だから必要ない
・トレーニングをさせるのがかわいそう
・ネットの情報で十分
・しつけ教室にお金をかけられない
・犬にお金と時間を費やせない
・犬を迎える際に必要ないと言われた
・問題があってもなんとか過ごせている
などがあります。
私は過去にペット用品店に勤めていましたが、トレーニングをしない理由として「必要ない」と考えている方が多くいました。
【トレーニングの重要性】
子犬を迎えて、社会化トレーニングやオビディエンストレーニング
(服従訓練)などを全くしないとどうなるか想像がつきますでしょうか?
トレーニングを何もしなくても、自然と成長し、大人になります。
ですが、「する」と「しない」とでは、犬の性格や行動に大きく違いが出てきます。トレーニングをしたことがない子は、ちょっとしたこと(外から聞こえる犬の吠え声など)に怖がったり、警戒してしまい、「怖い」・「不安」という気持ちから吠える、噛むなどの問題行動が発生しやすくなってしまいます。
しかし、トレーニングをたくさん行ってきた子は「新しい環境に適用し、楽しく過ごすことができる」、「人や犬に怖がらずに接することができる」、「飼い主とコミュニケーションが上手にとれる」など、人と犬がストレスなく、穏やか
に過ごすことができます。
これらのことから、「する」と「しない」とでは、大きく差が出るのがわかり、トレーニングの重要性を感じていただけると思います。
【最後に!】
「うちの子は大丈夫」、「何もしなくてもいい子に育つ」、「周りが行ってないからやらない」などという理由で何もしないと、人も犬も何かしらストレスを感じながら生活を送るようになります。
トレーニングを行うことで、愛犬とよりコミュニケーションが取れるようになります。「お散歩中はリラックスしてお互いのペースで歩ける」、「ドッグカフェなどに行ったときも落ち着いて一緒に過ごす事が出来る」と、犬とその空間を共有し、分かり合えているような気がしますよね。
トレーニングを通して、犬との生活をより豊かにして見ませんか?
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